この物語はシリーズでお届けしています。
▶ 第1章:出会い から読む
最後に私が選ぶのは、彼か、それとも自分自身の未来か。
答えを出す時は、もうすぐそこに迫っていた。
守るべきもの

あの頃の私は、ただ彼が好きで、会うたびにその想いが膨らんでいった。
どんなに状況が複雑でも、どんなに未来が見えなくても・・・彼に会うと、理屈より先に心が反応してしまう。
もし出会った時期が違ったら・・・
もし、彼が独り身だったら・・・
そんな「もしも」が何度も頭をよぎるけれど、現実は残酷に、彼には家庭があり、私とは別の世界がある。
彼は何度も言った。
「家庭は壊さない。嫁も、君も、どちらも大事なんだ」
そんな言葉を聞くたび、私は彼と結婚する未来を自分の中で封印した。
彼を失いたくないからこそ、その選択をした。
そしてもう一つ、私の中で決めていたことがある。
それは、彼の家族への最低限の敬意として「避妊を徹底する」ことだった。
なぜそこまで避妊にこだわったのか
私は、自分が“彼の人生の邪魔”になることを何よりも恐れていた。
そして、別れ話になったときに「妊娠した」と告げて別れを拒む女たちを軽蔑している。
その多くは嘘だったけれど、仮に本当だとしても、うまくいくことはほとんどなかった。
既婚者だとわかっているのに、なぜ相手の事を考え、自分の身を守ろうとしないのか
そんな自分勝手な恋愛をしている人もいる
そんなことをしても、傷つくのは結局自分。
そして、彼の家族や子どもも、巻き込まれて深く傷つく。
だから私は、そこだけは絶対に踏み越えないと決めた。
避妊は“裏切らないため”の最低限の思いやり
避妊は、単なる妊娠回避ではない。
相手を裏切らないための思いやりであり、同時に自分の未来を守る選択だ。
芦屋ウィメンズクリニックの記事にはこう書かれていた。
「避妊は単なる妊娠回避ではなく、女性の人生と健康を守る大切な選択です」
(引用元)
この言葉を読んだとき、私は自分の選択が間違っていなかったと思えた。
彼を守ることは、自分を守ることでもある。
そしてそれは、彼の家族への唯一の誠意だった。
私が選んだ避妊法
私の場合は、低用量ピルを選んだ。
理由は、コンドームだけに頼るよりも確実だからだ。
『mederi』の記事によると、低用量ピルの避妊率は約99.7%。
(参考記事)
加えて、生理周期を安定させる効果もあり、女性の体にとってメリットが多い。
不倫という関係は心が揺れることが多いけれど、体の管理くらいは自分で確実にしておきたい。
そう思って続けている。
避妊は二人の責任
東京都の若者向けヘルスケアサイトにはこうある。
「避妊は女性だけの責任ではない。パートナーと対等に話し合うことが大切」
(参考記事)
だけど、現実には“女性が主体的に守る”ケースが多い。
特に不倫のような関係では、男性が避妊に無頓着な場合も少なくない。
だからこそ、私は自分の意思で避妊薬を選び、続けている。
あなたへ伝えたいこと
もし、あなたが今、私と同じように“未来のない恋”をしているなら
そしてその恋を、少しでも長く続けたいと願うなら
避妊だけは、絶対に怠らないでほしい。
避妊は、あなたの体と人生を守る。
そして、相手の家族や周囲の人を傷つけないための最後のラインでもある。
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次回予告
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